【初心者向け】AIプロンプトの本当のコツ|迷わず伝わる”指示の型”とコピペテンプレ大全

AI プロンプトのコツ AI
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この記事でできるようになること
・AIに頼むときに「何を書けばズレにくいか」が分かる
・自分用の”当たりやすい型”を作れる
明日から使えるコピペテンプレを10本以上手に入れられる
・うまくいかない時に”どこを直すべきか”診断できる

  1. はじめに:AIは「空気を読む天才」ではなく「条件から最適化する相棒」です
  2. 1. プロンプトがズレる”よくある原因”
    1. 原因A:目的が書かれていない(AIが何を最適化するか分からない)
    2. 原因B:条件が曖昧(”わかりやすく”の中身がない)
    3. 原因C:出力形式が決まっていない(内容が悪くないのに”使いづらい”)
    4. 原因D:AIに”決めさせすぎる”(補完が増えるほど誤解が混ざりやすい)
  3. 2. 初心者が覚えるべき「4つの柱」
    1. 2-1. 目的(Goal)
    2. 2-2. 文脈(Context)
    3. 2-3. 条件(Constraints)
    4. 2-4. 出力形式(Format)
  4. 3. 1分で作れる「最小プロンプト設計」
    1. 1分テンプレ(コピペOK)
  5. 4. ズレを減らす「例示」の使い方(悪い例→良い例)
    1. 例:要約の依頼
    2. 例:文章のリライト
  6. 5. 用途別テンプレ集(コピペOK)
    1. 5-1. ブログ記事の構成案(まず迷わない)
    2. 5-2. 見出しごとの要点(箇条書きで下書き)
    3. 5-3. 本文の執筆(形式固定で手直し削減)
    4. 5-4. 文章の推敲(読みやすく・丁寧に)
    5. 5-5. 要約(用途別3段階)
    6. 5-6. 相談(先に質問して精度を上げる)
    7. 5-7. 企画アイデア(暴走防止の制約付き)
    8. 5-8. 比較表を作る(理解が速い)
    9. 5-9. チェックリストを付ける(実行に落とす)
    10. 5-10. FAQを付ける(読者の不安を潰す)
  7. 6. うまくいかない時の診断と修正のしかた
    1. 差分指示テンプレ
    2. よくある”ズレ”と処方箋
  8. 7. 仕上げ:AIの答えを”使える形”に整える追いプロンプト
    1. 仕上げプロンプト(コピペOK)
    2. 追いプロンプト1:丁寧さと読みやすさを統一
    3. 追いプロンプト2:具体例を増やして実用性を上げる
    4. 追いプロンプト3:実行チェックリスト化
  9. 8. チートシート(1枚まとめ)
    1. 最短フレーム(初心者〜実務まで共通)
    2. 1分テンプレ
    3. 差分指示テンプレ
    4. 幻覚(それっぽい誤り)を抑えるフレーズ
  10. 9. まとめ:初心者の”勝ち筋”は「目的・条件・形式」です
  11. 10. 実行チェックリスト(初心者版)
  12. 11. FAQ(初心者版)
    1. Q1. プロンプトは長いほど良いですか?
    2. Q2. 「わかりやすく」と書けば十分ですか?
    3. Q3. 毎回ちょっと違う答えが返ってきます
    4. Q4. AIの回答が自信満々で怖いです
    5. Q5. まず何から練習すれば良いですか?
    6. Q6. 丁寧語にすれば精度が上がりますか?
    7. Q7. 一回で完璧に当てないといけませんか?

はじめに:AIは「空気を読む天才」ではなく「条件から最適化する相棒」です

AIを使い始めた頃は、こんな経験がよく起きます。

丁寧にお願いしたのに、違う方向の回答が返ってくる。それっぽい文章だけど、使うには手直しが多い。「わかりやすく」と言ったのに、難しい言葉が混ざる。逆に、簡単すぎて欲しい情報が出ない。

でも、これはあなたの文章力の問題ではありません。たいていの原因は、AIが迷わないための情報が足りないだけです。

AIは魔法の呪文で動く存在ではなく、あなたが渡した条件に沿って”それっぽい答え”を組み立てる装置です。つまり、プロンプトの上達は「文章がうまくなる」よりも、依頼の設計がうまくなることに近いです。

この記事では、初心者でも迷子にならないように、プロンプトのコツを”型”として体系化します。読み終わったら、あなたの手元に「普段使いできるプロンプト」がストックされている状態を目指しましょう。

1. プロンプトがズレる”よくある原因”

原因A:目的が書かれていない(AIが何を最適化するか分からない)

たとえば、次の依頼は優しそうに見えて、実はAIに丸投げです。

× 悪い例
「AIのプロンプトのコツを教えて」

「コツ」とは何か、読む人は誰か、どの深さか。AIは”平均的で無難”な回答を出しやすく、結果として「どこか物足りない」になりがちです。

○ 良い例
「AI初心者が明日から使えるように、プロンプトの基本の型と具体例を教えて。最後にコピペテンプレを5つ付けて」

原因B:条件が曖昧(”わかりやすく”の中身がない)

× 悪い例
「わかりやすく説明して」

これも人間同士なら通じますが、AIには基準がありません。「わかりやすい」の定義を条件として言語化するのがコツです。

○ 良い例
「専門用語は初出で一言説明。1段落は3〜5行。各見出しに具体例を1つ」

原因C:出力形式が決まっていない(内容が悪くないのに”使いづらい”)

× 悪い例
「ブログ記事を書いて」

記事の構成、見出し、まとめ、FAQの有無がランダムになります。初心者ほど「形」を固定すると、手直しが激減します。

○ 良い例
「Markdownで、目次→本文→まとめ→チェックリスト→FAQの順に」

原因D:AIに”決めさせすぎる”(補完が増えるほど誤解が混ざりやすい)

AIは不足情報を補完できますが、補完が増えるほどズレの確率が上がります。最初のうちは、自由よりも枠が大切です。

2. 初心者が覚えるべき「4つの柱」

プロンプト設計の基本はこの4つ。まずはここだけでOKです。

2-1. 目的(Goal)

「何を作りたいのか」だけでなく、できれば「読み手がどうなるか」まで書けると強いです。

例:読者が明日から使えるプロンプトを3つ作れる状態にする

2-2. 文脈(Context)

状況や前提を短く添えます。長文でなくて大丈夫です。

例:ブログ記事を書きたい。読者はAI初心者。丁寧な口調がよい。

2-3. 条件(Constraints)

「こうしてほしい」「これは避けて」を箇条書きで。

例:専門用語は初出で説明/抽象論だけで終わらない/煽らない

2-4. 出力形式(Format)

形式を固定すると、結果が安定します。

例:Markdown、H2/H3見出し、章末まとめ、チェックリスト、FAQ

3. 1分で作れる「最小プロンプト設計」

忙しいときは、これだけ埋めれば戦えます。

  1. 目的:何を作る?
  2. 読者:誰向け?
  3. 条件:こうして/NGは?
  4. 形式:どう出して?

1分テンプレ(コピペOK)

あなたはプロのライターです。
テーマは「〇〇」。読者はAI初心者です。
目的は、読み終えたら「〇〇ができる」状態にすることです。
条件:専門用語は初出で説明、抽象論だけで終わらない、例を多め、煽らない。
出力:Markdownで、目次→本文→まとめ→チェックリスト→FAQの順。

コツ:条件は最初から完璧でなくてもOKです。まず”枠”を作ってから、ズレた分だけ追記して育てていきます。

4. ズレを減らす「例示」の使い方(悪い例→良い例)

AIは「言葉の説明」だけより「例」から学びます。特に初心者は、悪い例→良い例を入れるだけで当たりやすさが跳ねます。

例:要約の依頼

悪い例

この文章を要約して

良い例

この文章を要約してください。
出力は以下の3種類:
1) 30秒要約(3行)
2) 重要ポイント(箇条書き5つ)
3) 次に取るべき行動(3つ)

例:文章のリライト

悪い例

読みやすくして

良い例

以下の文章を、意味を変えずに初心者向けに読みやすくしてください。
条件:1文を短め、同じ語尾の連続を避ける、専門用語は初出で説明。
出力:修正版→改善ポイント(箇条書き)→注意点(要確認箇所)の順。

5. 用途別テンプレ集(コピペOK)

ここから先は”そのまま使える”ことを優先して、テンプレをまとめます。必要なところだけコピペして、〇〇を埋めて使ってください。

5-1. ブログ記事の構成案(まず迷わない)

あなたはプロの編集者です。
テーマ「〇〇」について、初心者向けブログ記事の構成案を3パターン出してください。
各案に「狙い」「想定読者」「結論(1文)」「H2/H3の見出し」「注意点」を添えてください。

5-2. 見出しごとの要点(箇条書きで下書き)

次の見出し構成に対して、各見出しで書くべき要点を箇条書きで出してください。
条件:初心者向け、各H2に具体例を1つ、専門用語は初出で一言説明。
(ここに見出し)

5-3. 本文の執筆(形式固定で手直し削減)

次の見出し構成でブログ本文を書いてください。
条件:丁寧、煽らない、各見出しに具体例、章末まとめ3つ。
出力:Markdown(目次→本文→まとめ→チェックリスト→FAQ)。
(見出し)

5-4. 文章の推敲(読みやすく・丁寧に)

以下の文章を、意味を変えずに読みやすく推敲してください。
ルール:冗長表現を削る、主語述語のねじれを直す、同じ語尾の連続を減らす、敬語を丁寧に統一。
出力:修正後→改善ポイント→懸念点(要確認)の順。
(本文)

5-5. 要約(用途別3段階)

次の文章を要約してください。
1) 30秒で読める要約(3行)
2) 重要ポイント(箇条書き7つ)
3) 読者が次に取るべき行動(3つ)
(本文)

5-6. 相談(先に質問して精度を上げる)

私の状況を正確にするため、最初に確認質問を最大5つしてください。
その後、選択肢を3つ出し、それぞれメリット・デメリット・おすすめ度を書いてください。
(状況)

5-7. 企画アイデア(暴走防止の制約付き)

テーマ「〇〇」で記事企画を12個出してください。
条件:初心者でも実行可能、現実的、各案に「想定読者」と「必要な準備」を1行。

5-8. 比較表を作る(理解が速い)

次のテーマについて、比較表を作ってください。
列は「項目/説明/メリット/注意点/おすすめの場面」。
(テーマ)

5-9. チェックリストを付ける(実行に落とす)

上の内容を、実行用チェックリスト(10項目)にしてください。
各項目は短く、初心者が迷わない表現にしてください。

5-10. FAQを付ける(読者の不安を潰す)

この記事の内容に対して、読者がつまずきやすいFAQを7問作り、丁寧に回答してください。

6. うまくいかない時の診断と修正のしかた

「なんか違う…」の時は、まず原因を決め打ちします。修正のコツは、感想ではなく差分指示です。

差分指示テンプレ

方向性は良いです。次の点を修正してください。
1) (問題)専門用語が多い → (対応)初出で説明を追加
2) (問題)抽象的 → (対応)各見出しに具体例を1つ追加
3) (問題)長い段落が多い → (対応)1段落を3〜5行に分割
形式は同じ(Markdown)で出してください。

よくある”ズレ”と処方箋

ズレの種類 処方箋
説明が浅い 「初心者向けだが、背景の理由も一段深く。例を増やす」
冗長 「結論を先に。各見出しは要点→例→まとめの順で」
断定が強い 「場合分け、前提条件、例外を一言添える」

7. 仕上げ:AIの答えを”使える形”に整える追いプロンプト

AIの初稿は「材料が揃っている」ことが多いです。仕上げは、次の3つが効きます。

  1. 文章の統一(口調・用語・重複)
  2. 読者の行動に落とす(チェックリスト・手順)
  3. 不安を潰す(FAQ)

仕上げプロンプト(コピペOK)

この文章を公開用に整えてください。
条件:丁寧な口調に統一、重複を削る、結論を明確にする、各章末に要点3つ、最後にチェックリストとFAQを付ける。

追いプロンプト1:丁寧さと読みやすさを統一

文章の内容は変えず、丁寧で読みやすい日本語に整えてください。
条件:1文を短め、冗長表現を削る、語尾の連続を避ける、見出しと箇条書きを活用。

追いプロンプト2:具体例を増やして実用性を上げる

各見出しに、初心者がイメージしやすい具体例を1つずつ追加してください。
例は「悪い例→良い例」の順にしてください。

追いプロンプト3:実行チェックリスト化

この記事の内容を、実行用チェックリスト(10項目)にしてください。
各項目は短く、迷わない表現にしてください。

8. チートシート(1枚まとめ)

最短フレーム(初心者〜実務まで共通)

  • 目的(Goal):読み終えた状態/作りたい成果物
  • 文脈(Context):用途・前提・読者
  • 条件(Constraints):やること/やらないこと(3〜7個)
  • 形式(Format):Markdown・表・箇条書き・順序

1分テンプレ

目的:〇〇
読者/用途:〇〇
条件:
- 〇〇
- 〇〇
形式:〇〇(順番も指定)

差分指示テンプレ

方向性は良いです。次の差分を反映してください。
1)(問題)〇〇 →(対応)〇〇に修正
2)(問題)〇〇 →(対応)〇〇を追加
形式は同じでお願いします。

幻覚(それっぽい誤り)を抑えるフレーズ

確証がない内容は断定せず「要確認」と明記してください。
推測で補完する場合は「推測」と明記してください。
事実と意見を分けて書いてください。

9. まとめ:初心者の”勝ち筋”は「目的・条件・形式」です

プロンプトが上達する一番の近道は、難しい技よりも、枠を固定する習慣です。

初心者が押さえるべき3点
目的(読み終えた状態)
条件(こうして/NG)
形式(見出し・まとめ・チェックリスト)

この3点が揃うだけで、AIの出力は見違えます。

10. 実行チェックリスト(初心者版)

  • ☐ 読者(初心者)を明記した
  • ☐ 目的(読み終えた状態)を1文で書いた
  • ☐ 条件(こうして/NG)を3つ以上書いた
  • ☐ 出力形式(Markdown、目次、まとめ、FAQ)を指定した
  • ☐ 具体例を入れるよう指定した
  • ☐ ズレたら差分指示で直す準備がある

11. FAQ(初心者版)

Q1. プロンプトは長いほど良いですか?

長さより、目的・条件・形式が揃っていることが大切です。長くする場合も、箇条書きで整理すると安定します。

Q2. 「わかりやすく」と書けば十分ですか?

不足しがちです。「専門用語は初出で説明」「例を入れる」など、わかりやすさの条件を具体化すると当たりやすくなります。

Q3. 毎回ちょっと違う答えが返ってきます

出力形式(見出し構造・章末まとめ・チェックリスト・FAQ)を固定するとブレが減ります。

Q4. AIの回答が自信満々で怖いです

「不明は不明」「推測は推測」「要確認と明記」を加えてください。

Q5. まず何から練習すれば良いですか?

最初は「要約」や「リライト」がおすすめです。条件と形式が決めやすく、上達が早いです。

Q6. 丁寧語にすれば精度が上がりますか?

丁寧語は印象を整えますが、精度を決めるのは情報の揃い方です。「お願いします」より「目的・条件・形式」が重要です。

Q7. 一回で完璧に当てないといけませんか?

AIは一発で当てるより、少しずつ直す方が得意です。ズレたら差分指示で直す、を前提にすると気が楽になります。

次のステップ
この記事が役に立ったら、まずは「1分テンプレ」を自分の用途に合わせてカスタムしてみてください。うまくいかなかったら、差分指示テンプレで”ズレた原因”だけ修正すると、驚くほど早く安定します。

さらに上達したい方は、中級者向け記事で「2ターン設計」と「Rubric(評価基準)」を学ぶと、再現性が格段に上がります。

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